ケルン体育大学

体育テスト 3

 

前回の記事はこちら。

 

さあ、難関の水泳です。毎日泳いで1番練習した水泳です。試験3日前に100mクロールを計ったところ2分というほぼ絶望的な記録を叩き出したため100mクロール以外は絶対にクリアしなければなりませんでした。かなり緊張しましたが語学コースの友達が外から応援してくれていつもの倍の力を出せました。盛りました。

4.水泳  ⚠︎100m以外は 二回チャレンジできます。

やる内容は

・1m高飛び込み(1回だけ練習可)

・潜水 20m

・クロール 平泳ぎの泳法チェック

・100m水泳 (男子クロール1分40秒 平泳ぎ1分50秒どちらか選択  女子のタイムは忘れました。)

まずは高飛び込み。この日のために一回6.40ユーロ(約820円)のプールに通い詰めました。合計50ユーロ(約6400円)以上使いました。泣

沢山練習(課金)した甲斐あって、1発でクリアしました。ちなみに高飛び込みは練習してないとほぼ絶対落ちると思うのでちゃんと練習しましょう。

気をつけるポイント

・たくさん練習しましょう

次に 潜水です。これに関しては大学時代に学んだ気持ちでクリアしました。

普通は平泳ぎのキックで潜水やるのですが僕はバタ足でやりました。

気をつけるポイント

・やる前にめっちゃ深呼吸しましょう

・気持ち

次に泳法チェックです。自分の前に2人平泳ぎの泳法チェックで引っかかっていざ自分の番。

1回目練習の成果を思う存分に発揮し、終えてから試験管から一言。『クロールは良いんだけど、平泳ぎの足が間違ってるからもう1回』普通に泣きそうでした。そして自分の番が来るギリギリまで、引率の学生さんにめちゃめちゃ聞きまくって教えてもらっていざ2回目。前の2人は2回目も失敗。そして自分の番。自分なりに意識はしてみますがやはり難しい。2回目を終え、試験管が悲しそうな顔で僕を見ながら話かけて来ました。それを見た僕は『あ、終わったんだ。』と心の中で悟りほぼ泣きそうというか多分二滴ぐらい涙こぼれてました。もう試験管が何言ってるかなんて集中して聞けず落ち込みかけてるところ、最後に一言『〜,aber bestanden. (〜だけど、合格ね)』勘違いかと思って聞き返すと『Du hast bestanden. (君は合格だよ)』と言われ本当に救われました。そして教えてくれた学生もめっちゃ喜んでくれて本当に涙が出そうでした。出なかったけど。

そして次に100mクロールです。やる前に本当に悩みました。水泳の後に陸上があって足の遅い僕にとっては100m走はギリギリ入れるか入れないかのタイムで(ちなみに13.4秒というサッカーやってる人なら基本的に入れるタイム設定です。)、もしクロールを泳いで失敗したら両脚パンパンになって100m走も落とすかもしれない。そしたらここまで来たのに全てが水の泡です。でもこの日のために一番練習してきた100mクロールであって、でも3日前は20秒も足らなくて、試験の前まではここまでノーミスなら100mクロールは捨てるって心に決めてたんですけど、いざ直前になってこんなことを考えてたら、いざ自分の番。

試験管の合図でセットします。

Auf die Plätze(位置について)

fertig(よーい)

Los!(どん!)

光の早さで水から出ました。

あまりの早さに試験管が3人来て 大丈夫か?気分悪くなったか? など声かけてくれたんですけど『あ、大丈夫です。1つ目のミスです』って言うのがちょっと心苦しかったですが全ては合格のため。これで陸上失敗したらもう本当に後悔しまくりですが腹をくくりました。水泳の後は少し長めの休憩から次の種目です。

さあ最後の難解である陸上に行きましょう。

最後の種目になると人数もかなり減り、緊張感も増しますがグループ感の仲間意識めっちゃ芽生えます。めっちゃ仲良くなります。

5.陸上 (Leichtathletik)⚠︎砲丸と高跳びは3回挑戦できます。 100mは1回です。

・砲丸投げ 男子7.50kgの砲丸を7m60cm 女子は忘れました。すみません。

・走り高跳び 男子1m40cm 女子 1m25cm

・100m走 男子13.4秒 女子は忘れました。

まずは砲丸投げ。最初は6mいくのがやっとでしたが、友達がわざわざ砲丸の先生に聞いてくれて詳しく教えてくれたおかげで一発目で8mオーバーの投げをかましてドヤ顔で『まあ、これくらい余裕っしょ。』みたいなクールっぽい感じで全然喜ぶそぶりを見せずに投げる円から出ようとしたんですよね。ルール上、円の後ろから出ないと失敗扱いになるのクールぶることで完全に忘れてたんですよね。そしたら同じグループのみんなと引率の学生がめちゃめちゃでかい声で Hinter!!!(後ろ!!)って教えてくれたおかげで失敗せずにクリア。本当にみんな大好き。めっちゃビックリした顔しながら慌てて後ろから出たけど。みんなありがとう。

次に走り高跳び。練習で何回か越えてたのでまあ行けるだろうと思い1回目の跳躍で見事に失敗。僕の他にも何人か失敗してて、2回目の跳躍。他のみんなが成功し、周りのみんなも盛り上がります。この良い流れに乗っていざ自分の番。普通に失敗。惜しくもない。なんなら振り上げ脚越えてすぐお尻に当たってバーが落ちました。2回目でみんな成功したので、僕だけ3回目の跳躍です。めちゃめちゃ緊張。グループのみんなも応援してくれてます。引率の学生もめっちゃ声出して応援してくれてます。その時、平泳ぎの泳法チェックで救ってくれた引率の学生が『助走が遅すぎるから速くしろ!』って言ったんですよね。『アドバイス本当にありがとう。これで落ちたらお前のせいだぞ』って心の中で思いながら助走速くして跳んだら見事に成功。思わず日本語で叫びました。グループのみんなも引率の学生も、うぇーいみたいな感じででドイツ語で何か言ってきましたが興奮しすぎて何言ってるか分からなかったですけどとりあえずみんなとハイタッチしてました。

そして最後に100m走。これを落とせば今までの苦労が水の泡。乗り越えればラストの3000m走に挑戦出来ます。ここまで来ると人がかなり減るため、4レーン用意されてましたが3人ずつを3組、2人を1組で走りました。僕は走り高跳びを最後に跳んだので最後の2人1組でした。 僕は100m走タイムに入れるか本当に微妙だったんですよね。そこで同じサッカーチームで、ドイツにいる日本人の方達の中で一番尊敬してる先輩に(その人は既に語学テストもスポーツテストも合格しています。) 『タイムギリギリなら陸上のスパイク買っちゃった方がいいんじゃない。どうせ授業で使うし。 』と試験4日前にアドバイスを頂き、めっちゃ速そうなスパイク買ったんですよね。

走る前にペアの人とがっちり握手して お互い絶対受かろうなって言った後に、ペアの人が僕のスパイクとアップで醸し出す雰囲気は10秒台の僕に 『いつもタイムどのくらい?』と聞いてきたので『タイムに入れるか入れないかギリギリぐらい』って言ったらペアの人が え?みたいな顔してきてよく分かんないんですけどなんか気が楽になりました。なんでだか分からないですけど。ちなみに彼も 俺もギリギリって言ってました。そしていざ自分の番。いよいよ最後だと思うと、半端ない緊張でした。

『Auf die Plätze 位置について』

『fertig よーい』

『Los! どん!』

最後ということもあり周りの終わったみんながめちゃめちゃ応援してくれました。

Komm! Junge!! ってのだけは聞こえましたが後は集中から何も聞こえませんでした。

スタートに成功した僕ですが最後にペアの人に抜かれてゴールイン。13.4秒に入ったのかは本当に微妙で、走った感覚的にはヤバいって思ったのが正直なところでずっとそわそわしていました。100m走だけはグループの全員が終わった後に集められて、そこで1人ずつ呼ばれタイムが言われます。

僕は一番に呼ばれました。

『Takahito Ohno.』

『はい。』

『13…….(Dreizehn….Komma)』

心臓ドキドキです。

『.4!!!!! (Vier!!!!!)』

『良かったな君! ギリギリだったよ HaHaHaHa!!』

ちょっと焦らしてきた試験官はめっちゃ笑ってました。焦らすなまじで。

グループのみんなは Hey Junge, du bist stark!! Sauber!!! とかいろいろ言いながら頭叩いてきたりハイタッチしたり他にも何か言ってたけど覚えていません。

この瞬間、本当に嬉しかったです。たくさんの友達が自分のために教えてくれたり調べてくれたりしてくれたおかげでなんとかクリアすることが出来ました。ありがとうございます。

気をつけるポイント

・足が遅い人はスパイク買いましょう

これでラストの3000m走に進める事が決まりました。さあ、最後の3000m走です。

グループによって終わる時間や人数が異なるため終わったグループ毎にスタジアムに入ってからスタンド待機 呼ばれて控え室に移動 花道を手伝いの学生が作ってくれてそこを通ってからグループのみんなで円陣 そして走ります。大音量の音楽、メインスタンドしか席はないのですがスタンドはほぼ満員、すごく良い雰囲気、合格まであと少しってことでグループのテンションも最高潮、もう気合い入りまくりでした。

3000m走を13分で走るのですがちゃんと走っておけばまず間違いなく受かれます。朝7時集合で3000m走をやったのは17:30なので疲労もかなりありましたが雰囲気とアドレナリンでなんとかなります。

僕は大学時代に一時期、毎週火曜日は45分間走(4つ角にコーン 1周1分30秒)を行ってからフィジカルをやるという経験をしていたので、もう絶対やりたくないけど。3000m走を13分で走るのなんてもう最高。45分間走の時の13分なんてもう頭の中は無で、とにかく走っていたけど今回は違います。3000m走ったら終わりです。という事で応援もあり、雰囲気も◎、これ走れば合格って事で気持ちよくなっちゃってまあまあ良いペースで序盤から独走。観客からも声援浴びてさらに気持ちよくなってゴールするちょっと前ぐらいに1人に抜かれて2位でゴールイン。1位でゴール出来なかったけど、グループの他の仲間は僕が1位だと勘違いしてたのでまあいいでしょう。

というわけで無事合格しました。

体育テストを受けてみて思った事は、受かろうが落ちようが、これに向けて一生懸命練習する事にはかなりの価値があると思いました。これを通して、たくさんの友達が出来ましたし改めてたくさんの人に助けられていて、たくさんの人に応援してもらっているんだという事を身を持って感じる事が出来ました。

今回テストに向けて、約1ヶ月半以上、この日の為に毎日トレーニングをしましたが、本当にたくさんの友達が助けてくれました。1人でトレーニングしてたら間違いなく落ちてました。そして、今回は運にかなり恵まれました。試験管の人の優しさや、引率の学生に教えてもらったおかげで平泳ぎの泳法チェックは何とかクリアできましたが、もしそこで落ちていたら間違いなく不合格だったでしょう。走り高跳びも100m走も落ちてもおかしくありませんでしたが、なんとかクリアできて結果的に合格する事が出来ました。

たくさんの人の助けとかなりの運のおかげなので純粋な自分の能力だけではないですが、合格出来て本当に良かったです。

改めて助けてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

さあ、ここからは7月にあるドイツ語のテストに向けて勉強です。現時点では全くのノーチャンスですが、やるからにはやれるだけやって臨みたいと思います。

こんなとてつもなく長い文を最後まで読んでくださりありがとうございました。日本食送ってください。これからもよろしくお願いします。

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ちなみに合格記念Tシャツは10ユーロでした。使い道はありません。

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